時代への逆行を埋める新しい様式

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コロナ渦の昨今、世間ではリモートワークが持て囃されておりますが、その一方で当方は年度切替の転属に伴い時代と逆行するかのように電車通勤を余儀なくされた次第です……。
幸いなことに片道約1時間の電車通勤中は大抵どこかしら席は空いているので、そこは気持ちを切り替え移動中は読書などの情報収集に充てるよう努めております。

これまで読書と言えば、本を手に取り紙面上の活字を追うのが一般的でしたが、それもいつしか媒体が電子書籍に切り替わり、さらに最近では目でなく耳で聴く読書というスタイルもあるようで、これが自分の中で急速に一般化しつつあります。

これだと、電車内で座りながら聴くのはもちろんのこと、歩いて移動している時や、ホームで電車待ちをしている間もずっと続けて聴いていられるので、通勤時間をめいいっぱい利用して情報収集が行えるというメリットがあります。とはいえ、やはり今まで慣れ親しんだ読書のスタイルとは形式が大きく異なるため、果たしてこれまでの目で追う読書とどの程度記憶の定着に違いがあるのかはまだ計りかねるところがありますね。

少なくとも「サピエンス全史」などかなり骨太な作品に関して言えば、これまで2〜3回繰り返して聴いてはいるものの、本の概要を他の人にすんなりと説明できる程には腹落ちしてないなぁと言わざるを得ないですね…‥。

ちなみに、聴く読書は有名どころではAmazonのAudible、オトバンクのAudiobook.jpなどがありますが、私は専らAudiobook.jpを利用しています。
Audibleの場合、月額1,500円で月に一枚発行されるコインを受け取り、そのコインと引き換えに本を購入というのが基本的な流れになりますが、それ以上購入する場合は月額料金以外に都度課金が必要になります。対してaudiobook.jpの料金体系は、それぞれポイントに応じた月額固定料金プラン(550円〜33,000円)があり、それ以外にも聴き放題プラン(750円)も利用できます。
この月額料金プランを必要に応じてフレキシブルに切り替えられるのが、Audiobook最大のメリットとなります。例えば、今月は本を多く購入する予定があるのでそれなりに高額のプランに申込み、翌月以降はそれほど買わないので月額料金の安いプランに変更する、といったような状況に応じた流動的な運用が可能となります。

その一方で、デメリットも少々…‥。

まず、複数のスマホで同時運用しようとすると、どうも痒いところに手が届かない印象を受けます。
確かにライブラリ自体は同期されるのですが、別の端末の視聴状態を引き継ぎ別端末で継続して再生、といったような運用が出来ません。
また、PCのブラウザでチャージしたポイントが何故かスマホでは有効にならず、そのポイントを使って本が購入できません。(勿論、PC側からは購入が可能)

Audibleのアプリについては複数端末での運用もスムーズに行えるので、そのあたりはとても残念です。
あとは、取り扱っている書籍のラインナップに微妙な差があり、他のサービスでは取り扱っている本が無かったりする場合があるのも改善を期待したいところです。

とは言え、現在通勤時間のお供として活躍中の「聴く読書」習慣は、これからも継続していくのは間違いないと思います。

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