プロローグ
2022年1月27日、オーディオブック業界に激震走る―
……ついに、ついにAmazon帝国がこっち方面にも本気を出してきたかッ!
このニュースを、彼らはいったいどのような気持ちで受け止めているのだろうか……?
一方、彼ら(某競合サービス)は…?
Amazonがすしざんまい並みの大盤振る舞いを断行してきた一方、競合サービスであり1利用ユーザーとしても色々な改善を望みたいaudiobook側と言えば……
そういえば遥か昔、まだブログ開設して間もない頃にこんな記事を書いたっけなぁ…(遠い目)
で、上の記事で書いた要改善案については、そこから1年半近く経った今でも何一つ変わってやしないッ!
ヤバいて!これ耳読ユーザー根こそぎ持ってかれる流れやて!!
ん?
audiobookにも750円で聴き放題サービスあるやん?
あぁ…アレは対象商品が限定されとるからね……
特に興味のない本をゴリ押しされても微妙やろ?
あと、対象期間終わったら視聴中であっても容赦なく引っ込めるし!
(経験談)
―可もなく不可もない、そんな日和見なサービス体制を延々と続けてきたaudiobookの姿勢に対して、元々はaudiobook指示派だったオレも最近じゃすっかりAudibleに染まっちまった……。
信じられるかい?かつては万超えの重課金をしてたこともあるこのオレが、今となっちゃ月額課金は完全オフ状態の無課金ユーザーなんだぜ……。
そのせいなのか、ここしばらくやたらめったらaudiobookからメールが届くんだけど…むしろそれ逆効果だから!
もうその辺りのメンヘラじみた頻度で届くメールは、全部ゴミ箱直行の設定しちゃったヨ!?
もう、遅すぎたんだ…何もかもが……
新生Audible、その詳細
ということで、これまで唯一の難点であった「月1枚発行されるコインと引き換えに本をゲット」という誰得な仕組みを潔く取り下げ、その代わりとして「蔵書12万冊聴き放題!」に生まれ変わった新生Audible。
いよいよ以て全方位隙なしにアップグレードされたこのサービス、これは完全にaudiobookをぶっツブしに来てるなぁと思わされます。
これが、これがメリケンの圧倒的物量作戦か……!!
なお、価格の方はこれまで同様の据え置き価格で月1,500円となります。
紙の単行本が一冊あたり大体そのくらいなので、月に2~3冊分も聴くのであればじゅうぶんに元は取れますね。
しかも、最初の30日間は無料でお試しが出来るのも従来と同様です。
加えて、ほとんどのコンテンツが「聴き放題」なので聴いてる途中「これはちょっと合わないな…」と思ったら、すぐに別の作品に切り替えるのも気兼ねなくできそうなのは大きいですなぁ。
まさにいいことづくめの新サービスですが、唯一デメリットとなりそうなのは……
これまでは初月にもらえる1冊分が解約後にも聴けたけど、さすがに新サービスは退会後に聴けなくなるんやろ?
まぁ始まって1ヶ月経ってないんで人類未体験ゾーンの話やけど、サービスの利用形態が変わった以上、さすがにそれは無理じゃないの……?
また、これも新サービスになってからはまだ確認出来てませんが……
従来の「退会引き止め割引」が活用できれば、さらに3ヶ月間は半額の750円で利用できるかもしれません。
なお、 実際のコンテンツについては、メジャーな本のオーディオブックは正直どっちのサービスにもあったりしますが、中にはAudible限定のものもあるみたいです。
これがビジネス書ではなく小説などのオーディオブックの場合、同じコンテンツだとしても総じてAudiblle版の方が作りが豪華な気がします。
例えば、Audible版では朗読に名の知れた俳優陣を起用したり、間に効果音や音楽なんかも挿入されてることが多いので、物語を聞いてる際の臨場感が圧倒的に違いますね。
そこはやはり資金力の差が顕著なんじゃないですかね…
あ…(察し)
ご参考までに、Audibleで聴いたオススメ小説のいくつかを貼っ付けときます。
特にガラシャ夫人はね……超弩級でオススメやで!
世間一般の認知として「逆賊」のイメージが強い明智光秀の人物像が変わること請け合いや!
ただし、メチャクチャ長いけどね…(3倍速推奨)
コヤツ、きっと2020年の大河ドラマ観てないんやな……
Amazon包囲網がもたらす未来
それにしても……他にある同じAmazon系のサービスで、Kindleのアンリミが月額980円で、アマプラは月500円。
さらにMusicのアンリミは月780円ですから、仮にこれらのサブスク全部に加入した場合、
980 + 500 + 780 = 2,260
と、まぁ結構な額のお布施ですなぁ……。
これらの他に、月にいくばくかはAmazonでお買い物もしますしね。
買い物の場合、全額アマゾン総取りってわけじゃないけどな
さらに加えて、その他数多あるAWSサービスまでも利用したら……
…いや、AWSの料金プランの計算は、ムダに泥沼なので止めておきましょうか。
個人レベルでAWSサービスをフル活用しとる人なんてそうそうおらんやろ……
いやいや、ネットは広大ですよ?
ともかくも今後は、うなるほどある潤沢な資金を後ろ盾にしたAmazon包囲網がますます拡大し、競合他社のサービスは苦境に立たされる一方という未来しか見えてこないんですが……?
これでaudiobookがサービス終了なんかした日にゃぁ、これまで買いためてきたワイのライブラリー群はどうなってしまうん……?
物理的な「モノ」だったなら、自分で持ってさえいれば大丈夫だろうけどもな……
これがバーチャルの限界か…
もし、さらに上位層のAmazonが全サービス停止なんかしたら、えらいこっちゃの大騒ぎやろうな……
……
……そこで、Web3ですよ!
展開が雑過ぎるだろ!
Web3のお話に関しては、また機会がありましたらということで……。