世間は9月を迎え、学生諸君たちも長かった夏休みに
きっとピリオドを打たれたのでしょうね……。
かたや絶賛夏季休暇継続中、
なんなら秋休みに突入するまである管理人ですこんにちは！
ところで月が変わって9月になった途端、
何ですかこの涼しい通り越してむしろうすら寒いわ！って天候は……。
さて、冒頭のあいさつとは全く関係ありませんが、
ここ最近巷ではこんな歌が流行ってたりするようですね。
まぁね、もともと歌ってるのが
Tips
「Google検索で『Official髭男爵』」という
間違ったキーワード指定でもちゃんと該当ヒットする」
ほどにメジャーなアーティストだったりするのと、
同曲をオープニング主題歌に採用している某アニメの原作となるマンガも
現在多方面にメディア展開されるほど人気になってる作品ですから、
それらの相乗効果も相まって、流行るのは必然といえるのでしょうけども……。
で、この曲の出だしの歌詞なんですが……
まぁ、これまでの髭男爵の歌の歌詞とはちょっとばかり異質で
・胸ぐらを掴まれて 強烈なパンチを食らってよろけて
ですよ！なんとも物騒なお話じゃないですか……。 これまでの髭男爵のヒット曲といえば、たいがいは
君とのラブストーリー
それは予想通り
いざ始まれば ひとり芝居だ
僕が見つめる 景色のその中に
君が入ってから 変わり果てた世界は
ダンボールだらけから幕開けた日々は
想像よりも少しだけ忙しく過ぎていってる
壱に挨拶 弐に御礼
参で必殺サンレッド
といったように、どちらかといえば
センチメンタルが主体で始まっていたというのに……。
ツッコミ君や、最後のヤツ何だよ……？
いったい山田ルイ53世さんにどんな心境の変化があったのか！？
と、心配にならずにいられないじゃないですか！
ツッコミ君単に東リべとタイアップしてるからだろ
（…つか山田ルイじゃねぇし…）
管理人え、東スポ……？
そして、もうひとつ懸念しなければならない事項として…
この曲が流行れば流行るほど、
歌詞にあるような世界観が正当化され、世間に認知されてしまうことの恐ろしさですよ！
ツッコミ君ごめんちょっと何いってるかわからない
えーと、例えばですね……。
むかーしむかし、あるところに
主にティーンエージャー層に熱狂的な人気をほこる、
思春期の若者にありがちな心の葛藤を代弁するような歌を
歌い続けたアーティストさんが居たんですよ。
で、そのかたの代表曲のひとつにですね、
こんな歌詞があったんですよ〜。
盗んだバイクで走り出す～♪
てコラ！
ふざけるな！
盗むなよ！バイクを！！
ひょっとしたら、君と同じくらいの若者が
必死にバイトして貯金してやっと手に入れたのかもしれない
もしかしたらまだローン返済が残ってるかもしれない
人様のバイクを！
よりによって盗むなよ！
盗るとかラクな方に流れてるんじゃねぇよ！！
俺のバイク返せよおおおおぉぉぉぉ！！！（号泣）
しかも、この歌がへたに世間で共感されちゃったもんだから、
当時一部の若者の間では、
バイクを盗む ＝ かっこいい
という、じつに迷惑な公式が成り立って
特攻少女あー、バイク盗むのはアリだよねー
みたいな風潮が出来上がっちゃったんですYO！
さらにそのおかげで
俺はカワサキ生まれ ZEPHYR 育ち
悪そうな奴は 大体バイク乗り
（※愛読書は少年マガジンとヤングキング）
みたいな歪んだ固定概念までもが出来上がって、
当時はまさにバイクに乗ってるってだけで、世間の風当たりが
WHITE BREATH歌ってるときの西川貴教みたいな状況になっちゃったんですよ！
つまりは、
必死にバイトして貯金してやっとバイクを手に入れた、
ぜんぜん悪くない側の人達までがとばっちりで
とても肩身のせまい思いを余儀なくされちゃったわけで……
ツッコミ君歌もアーティストも主旨もゴッソリ変わっとるやんけ！
と、ともかくもですね……。
さきほどの男爵ソングが世間に広まれば広まるほど、
その歌詞にある世界観が容認されて……
きっとそのうち、とある外出先の街角で
いきなり胸ぐらを掴まれて強烈なパンチを食らって
よろけてしまうかもしれない状況に遭遇する確率が
格段に高まる危険性を秘めている、ということなんですよ！
ヒョエーーーーーー！！
そういうわけですから、もはや自分の身は自分で守るしかない。
つまりは、
街角で強面のあんちゃんに胸ぐらを掴まれそうになった、
あるいは掴まれた際にどのように切り抜けるかという
護身術を身につけるのが必須の世の中である、
いったいそんな世の中に誰がした！
ってことなんです！（ババーン！！）
ツッコミ君……もはや突っ込む気すら起こらねぇ……
（続く）
