「思いのほか」という言葉について思いのほか考えてみた(後編)

2021年6月5日2021年10月14日

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やぁ季節はもう6月ですね。

6月といえばアレですね、
祝日が1日もありませんね。
その上、梅雨で湿気があがってて
雨で外に洗濯物も干せないので
部屋干しでさらに湿気があがっちゃって
そらもう6月大変ですね、管理人（陰気）です。

さて、正直需要があるのかさっぱりわからないですが、
始めた以上はクロージングさせないと
おあとがよろしくないので、
後編をば続けていくことにします。

この記事から当ブログへ初エンカウントして頂いた方は
お手数ですが前回の記事を先に読んで頂ければ幸いです。

一応、前回の続きということで
後半パートのお品書きをあげときますね。

お品書き

方言だった
これまで自分が担当した作家は売れないというジレンマを抱えていた
登場キャラに「思井ほのか」というキャラがいた
ツンデレキャラ担当
今日の占いでラッキーワードになっていた
LOVE PSYCHEDELICOの「Calling You」をヘビロテしていた
誘拐犯にそう言うように強要されていた
思いの外にはもともと「予想を上回る」という意味があり、当初の予定が妥当な数値であればむしろ称賛の言葉として用いることは正しい
「君の、少なからず違和感を覚えつつも波風を立てまいとその思いを飲み込む時に一瞬現れる戸惑いの表情、これを見るのが僕はどうしようもなく好きで堪らなくて、つい今日も心にもないそういう微妙と取れる台詞を吐いてしまうんだ……」みたいな性癖を持っていた

なお、はじめにお断りしておきますと
前編もふくめ、あなたの人生にとって
有益になるようなことは何も書かれてません。

方言だった

さて、日本という国は世界的に見て
決して国土面積が広い国ではありません。

東西に伸びるこの狭い国での公用語は
「日本語」という単一言語で統一されてはいますが、
実際には地域によりローカルルールが存在しています。
そう、それこそが「方言」なのです。

いまでこそメディアの影響によってか
ある程度方言ことばというのも一般的になっており、
たとえば大阪弁や博多弁などのメジャーな方言ならば
ある程度の意味は伝わりそうなものですが、
よりローカル色の濃いものになると
その限りではありません。

ちなみにですが、沖縄地方の方言である
「うちなーぐち」なんかの場合は
ゴリッゴリに方言強い年配の人が話している内容は
まず意味が伝わりません。
その昔、沖縄滞在中に方言特盛でお届けしていた
ラジオ放送を聞いたときには、
海外のラジオ局なのかと思ったくらいですから。

…と、あいかわらずの脱線っぷりを発揮すると
本気で終わりそうにないので話を戻すと……

ひょっとしたら、ある地域では
「おもいのほか」
という方言があって、ひょっとしたらこれが
「なまら」
みたいな意味かもしれないじゃないですか！
（なんで突然道産子弁！？）

これまで（中略）抱えていた

これもなんかあるあるっぽいんですが、
人によってはジレンマってものを抱えてたり
することがありますよね。

たとえば、

編集者

なんで自分が担当する人は、ことごとく売れないかな……。
みんな決して実力がないわけじゃないのに……。

周囲からもいぶかしく思われ、
自身でも痛いほどそれを感じてきた編集者は、
思考が限りなくネガティブ寄りになってるはずです。
たぶん、不名誉な二つ名なんかもすでにあるはずです。
（「新人キラー」「潰し屋」「ヒョロガリ」「瓶底メガネ」とか）

そこにきて、新しく担当した作家さんが
自分の予想をいい意味で裏切るような
結果を出したりした場合、つい口を突いて出たことばが
「思いのほか」
であったとしても、それは必然かもしれませんね……。