intermission その4

レビュー

さて、いつもとは違う幕間画像でお届けするIntermission、別に今日からの連休開始とかけてる訳ではないです。

本日朝一で、12/25より劇場公開の始まった「えんとつ町のプペル」を観てきました。

本作品の原作者は、お笑い芸人であり、絵本作家であり、日本最大級のオンラインサロンオーナーでもある西野亮廣氏。
もっとも、ここ最近の世間認知としては新時代のビジネス仕掛人あるいは実業家として注目されることが多いようにも思えます。

かくいう当方も、西野氏の運営するオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」のサロン会員だったりしますが、そこにたどり着いた経緯としては

YouTubeチャンネル→Voicy→ブログ→ビジネス書購入→サロン加入

というゴリッゴリにビジネス系統からたどり着いた流れであり、実はそれまでに同氏のエンタメ作品の方を観たことは一度もありませんでした。
もちろん、サロン加入後には代表作であるえんとつ町のプペルの絵本やチックタックなどは読みましたが、それ以外の作品全てを見たわけではありません。

そういった事もあり、どうしても当方からすれば西野氏の存在はビジネス路線で捉えてしまうわけなんですね。
(以前、Voicyかなにかで西野氏本人は自身をエンターテイナーと公言しており、作品を届けるための手段としてあらゆるビジネスを展開しているといったようなことを聞いた記憶がありますが……すみません、若干曖昧です)

そんな経緯で今回視聴させて頂いた映画「えんとつ町のプペル」ですが、やはり自分にとっては純粋にエンターテイメントとしては映りきれなかったようです。
もちろん、圧倒的映像美、壮大な音楽、王道のストーリー展開と、作品としての出来は一定水準以上のものであり、豪華で素晴らしいエンタメ作品である事はきっと間違いないでしょう。

ただ、通常であれば、こういったエンタメ作品を観ている時というのは、優れた作品であるほど登場人物へ感情移入し一体化しながら世界に没入しているものだと思います。
息もつかせぬアクションシーンでは一緒に気分を高揚させ、感動のシーンではキャラクターと共に涙を流し、作品を観終えた後には心地よい充足感に心が満たされているあの感じ。かつて観たジブリ作品のいくつかで感じたような、観終えた後に
「あぁ……楽しい時間だったなぁ……」
と、掛け値なしで感じるようなあの思いは今回浮かんできませんでした。
純粋に一人の視聴者としてでなく、どこかで作品を客観視し、分析し、俯瞰しているように感じました。

例えば、

「なるほど、このシーンが以前の配信で言っていた箇所か」
「このシーンにおけるこの発言の意図は何だろう?」
「や、ちょっと待って。現実的にはこれはおかしい描写だ……
 でも以前言ってた輝くステージのシーン描写の件もあるし……敢えての表現?」
「自由貨幣の考え方ってそもそもどこから学んだ概念だったけ?」
「そういや一時期流行ったハンドスピナーって今はどうなったんだろ?」

などと、余計な思考(一部雑念)が入りまくって、そうこうするうちにエンディングを迎えてました。
言うなれば、エンタメ作品の形をしつつも自己啓発を受けているような気持ちになった、とでもいいましょうか。

まぁ、これはどちらかというと、作品を受け止めている自分側の姿勢の問題なのかもしれませんが……。
あと、ラスト30分くらいから冷えたせいかもう滅茶苦茶トイレ行きたくなったのもアカンかったのかもしれませんね。

なんだかんだと書き連ねて来ましたが、先にもお伝えした通りしっかりとツボを抑えた第1級のエンターテイメント作品であることは間違いありませんので、興味を持たれた方は年末年始ぜひ映画館に足を運んでみては如何でしょうか?

あ、唯一第1級ではないのは、西野氏自身も繰り返し伝えているように世間への認知度ですかねー(お前が言うな)

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